結婚しないで子どもを産み育てている女性を未婚の母、シングルマザーと言いますよね。実は、未婚のシングルマザーはけっこうたくさんいて、シングルマザーの7人に一人が未婚といわれています。
一人で子どもを育てていくのは、経済的にも精神的にもとても大変なことです。孤独感にさいなまれることもあるでしょうし、お子さんが病気の時なんかは、不安で押し潰されそうになると思います。
大丈夫ですか?「母親の私が頑張らなくっちゃ!」と、がむしゃらになり過ぎていませんか!?
事情があって未婚を選んだとしても、お子さんの父親にも責任はあります。養育費を払うことは、父親の義務です!
未婚だと養育費を請求できないって本当!?
未婚の場合、養育費請求の前にするべきことがありますが、ちゃんと相手方に養育費の支払いを請求することができます。
お子さまの父親ですから、養育費を支払う義務があります。しっかりと、もらいましょう。
未婚ママの養育費請求の方法
まずは、お子さんを認知してもらうところから始めます。
認知とは、生まれてきた子どもを自分の子と認めることで、婚姻関係にあれば自動的に父と子ということになりますが、未婚の場合は認知することで父と子であるという関係が法的に明らかにできます。
認知をしてもらう方法は、任意認知と強制認知の二通りあります。
- 任意認知
- 強制認知
相手方が役所にいって認知届を出すこと
こちらが裁判所に認知請求すること
任意認知で認知されればスムーズですが、認知を拒む人はたくさんいます。相手方が認知をしないと拒否した場合、強制認知で認知してもらうことになります。強制認知をするべく認知調停はすぐできるものではなく、月1回の頻度で家庭裁判所に通い認知調停をし、裁判所の調停委員を介して話し合いを行います。約6ヵ月はかかるといわれています。
ここで、相手方が認知してくれればいいのですが、もしもそうでなかった場合は、裁判になります。裁判では、DNA鑑定で父親だという証拠を提出し、裁判所に認知を認めるかどうかの判断を委ねます。
途中で諦めてしまいそうな期間ですが、ここを踏ん張れば相手方は法律上もお子さんの父親になります。父親は養育費の支払い義務があるので、文句は言わせません。養育費の請求ができると思って、気持ちを奮い立たせましょう。